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瀋陽生活ガイド
電子決済サービス
<支付宝(アリペイ)の登録方法>
支付宝(アリペイ)。
携帯一つあれば、お店でも、ネットでも直ぐに支払いができる優れもの!
「支付宝(アリペイ/Alipay)」が、外国人観光客専用版の「Alipay Tour Pass」を開始しました。
こちらは、中国の銀行口座がなくても、日本のクレジットカードで登録ができチャージもできます。
使える金額に限度があったり、使用期限があったりしますが、中国旅行者・出張者にはかなり便利なサービスです。
※ 中国のシステムはころころよく変わります。今日できてても明日出来ないなんてことも・・。登録できた!とか、できなかった!などコメントに残していただけると嬉しいです。
ところで支付宝(アリペイ/Alipay)ってどうやって登録するの?使い方は?
この記事では支付宝(アリペイ/Alipay)を
●クレカで登録する方法
●現地の銀行カードで登録する方法
の2つの方法を解説します。注意点もあるので一読ください。
支付宝(アリペイ)とは、すごく簡単に言うと、中国の電子マネーの一つです。スマホでアプリ内にお金をチャージして支払いに使え るというもの。
中国でモバイル決済サービスは本当に便利で、中国国内の様々な店舗で使用することができます。また、メール感覚で他の人にお金を 送ることもできます。
しかもこの支付宝(アリペイ)は中国のネット事業最大手、「アリババグループ」の電子マネーアプリ。なので、中国のアマゾンと言 われる「淘宝網(タオバオ)」での決済にももちろん使えます。
中国本土で最も使われている電子決済サービス「Alipay(アリペイ)」が、外国人観光客向けに中国国内で利用できるサービス を2019年11月開始しました。
今まで私たち日本人が「Alipay」を使う場合、中国国内の銀行口座の開設が必須条件でした。
ただ、外国人が中国の銀行口座を取得するには、ビザの提出や居住証明書が必要だったりと通常の旅行者にはほぼ不可能なのが実 情・・。
ということで、中国で「Alipay」の利用を諦めてきた人がほとんどではないでしょうか。
今回この新しいサービスにより、中国の銀行口座を持っていなくても利用できることに。
実際に、日本在住の筆者が登録してチャージできるのか試してみました。
クレジットカードの登録方法、チャージ方法を、写真付きで徹底解説しますので登録の参考になさってみてください。
■まずアリペイのアプリをダウンロードする
まずは無料アプリをダウンロードしてください。
■アリペイAlipay:日本のクレジットカードで登録・チャージする 方法
実際に、中国で使えるようになるには、2つのステップが必要です。
① Alipayに登録
② Tour Pass でチャージ
それぞれ、スクリーンショット付きで詳しく解説していきます。
登録に必要なもの
・携帯電話番号(日本のでもOK)
・パスポート
・クレジットカード
① Alipay に登録
●Alipayアプリをダウンロード
まずは、アリペイアプリをダウンロードしましょう。
●ダウンロードしたアプリを開き、【Sign up】サインアップを選択しましょう。
ちなみに【Language】から言語が選択できます。
※ 英語・中国語(繁体・簡体)で、日本語はありません。
携帯番号の登録(日本の番号でOK)
●続いて、携帯電話番号の登録です。
赤枠【Area Code】をタップします。
●国一覧から【Japan】を選択。
●赤枠に、携帯電話番号を入力します。
一番はじめの「0」を抜かした10桁を入力しましょう。
●【Agree】を押して、プライバシーポリシーに同意します。
SMS認証
●先ほど登録した携帯番号に SMS(ショートメッセージ)が届きます。
そこに書かれている4桁の数字を入力し認証します。
位置情報設定の確認
●続いて、位置情報サービスについての説明が表示されます。
【NEXT】を押して、次に進みます。
●iPhone側(端末側)の位置情報サービスの確認画面が表示されま す。
いずれかを選択します。(許可しなくてもサービス自体は使えます。)
インターナショナルバージョンを選択
●続いて、「インターナショナルバージョンを使うか?」と聞かれるの で、【YES】を選択します。
そうすると、Alipay のホーム画面が表示されます。
以上で、第一段階【Alipay の登録】が完了です。
●続けて、Tour Passにクレジットカード情報の登録などを行なっていきましょう。
② Tour Pass でクレカ登録+チャージ
Tour Pass を選択
画面赤枠の【Enjoy mobile payment with Tour Pass】をタップします。
●チャージ額を選択
●【Tour Pass】を選択すると、このような画面が表示されるのでチャージ額を選択します。
必要事項を記入
上記の項目を全て入力します。
日本人は15日以内の滞在(観光)であれば、基本的に中国のビザは不要です。
中国のビザない方は、パスポートの写真でOKです。パスポートの顔写真をスマホで撮影してアップロードしましょう。
●クレジットカードの情報入力
続いて、クレジットカードの情報を入力しましょう。
ここで登録したクレジットカードから、チャージされる形になります。
・Card No. カード番号
・Expiry Date 有効期限
・?CVV セキュリティーコード
セキュリティーコードとは、署名欄の上などに書かれている3桁の数字のことです。
全ての項目を埋めたら、チェックマークにチェックし、【Next】を押します。
●注意事項確認
使用上の注意事項が表示されます。
要点を簡単にまとめると・・
・海銀行のサービスを使いますよ。
・2019年12月31日までは手数料無料ですよ。
・上海銀行のレートで計算されますよ。
・チャージしたマネーは90日間有効ですよ。そのあとは返金されますよ。
的なことが書いてあります。
●チャージ完了
OKボタンを押すと、チャージ完了です。
ホーム画面に戻ると、残高2,000元になりました!無事にチャージ成功です。
★中国での支払いに使うには、パスワードを設定する必要があります。
中国で使うには、支払いパスワードの設定が必要
実際に中国で使うにはパスワードの設定が必要です。
パスワードの設定
ホーム画面左下の【Payment QR Code】をタップします。
「支払いパスワードをセットしないと使えませんよ」と警告が出るので【Set Now】を押します。
支払いパスワード(任意の6桁の数字)を決め、入力します。
確認画面で再度6桁のパスワードを入力し、【Next】を押します。
すると、バーコードとQRコードが表示され使用できる状態になります。
以上の流れで、中国旅行でもAlipayが使えるようになります。
お疲れ様でした。
■アリペイ/Alipayのよくある質問
Q. | アリペイ/Alipayは日本でも使える? | |
A. | 「Alipay Tour Pass」は、旅行者が中国国内で電子決済ができるようにするサービスです。 なので、日本国内での支払いには使用できません。 | |
Q. | 上限金額は? | |
A. | チャージの上限金額は、2000元です。 日本円に換算して、約32,000円くらい。 短期の旅行での、ちょっとした支払いに使えるくらいの金額です。 高額な商品を購入する場合は、クレジットカードか銀聯カード、コンビニやレストランでの支払いは「Alipay Tour Pass」と使い分けると良いでしょう。 | |
Q. | 使用期限は? | |
A. | 使用期限は、チャージ後90日間です。 使用期限内に使いきれなかったらどうなる? 使用期限内に使い切れなかった場合は、その時点の上海銀行のレートに応じて、クレジットカード会社を通して返却されます。 | |
Q. | チャージ手数料は? | |
A. | 現在キャンペーンにより、2019年12月31日まで手数料無料で利用できます。 その後、何パーセントの手数料がかかるのか分かり次第こちらに追記します。 | |
Q. | オンラインショッピングにも使えるの? | |
A. | 「Alipay Tour Pass」は、オンラインショッピングには使用できません。 なので、中国のアマゾンと言われる「淘宝網(タオバオ)」での決済には使えません。 |
<WeChatPayの登録方法>
■WeChatの登録が完了すると、続いてWeChatPayの登録へ と進みましょう。
チャット画面右上の+ボタンを押すと、下にメニューが出て来ます。
その中の「マネー」を選択します。
マネーの中のお金を受け取るを選択します。
するとここで、「実名認証」というページに切り替わります。
認証方法が2つ用意されています。
① 添加銀行?
② 中国大陸身分証
中国の銀行口座持ってないし、中国の身分証も持ってないしと、ここであきらめる方がほとんどだと思います。
ですが、中国の銀行口座を持ってなくても登録する方法があるんです!
それは日本のクレジットカードの情報を入力するという方法です。
2019年7月から登録できるようになっています。また登録できなくなる可能性もあるのでまだの方はお早めに。
入力にあたっていくつか注意点があるので順をおって説明していきます。
まずは、①の添加銀行?を選択しましょう。
するとカードの追加という画面に切り替わるので、16桁のクレジットカードの番号を入力しま しょう。
今回僕はMasterCardを使って登録することができました。クレジットカードによっては登録できないものもあるようですので、いくつか準備してトラ イしてみましょう。
クレジットカード番号を入力し次へを押すと個人情報を入力する画面に切り替わります。
登録可能なクレジットカードの場合、一番上の赤枠の銀行の欄に会社名が自動で表示されます。
あとは、クレジットカードの有効期限と裏面に書いてあるセキュリティーコード(3桁の数字)を入力。
氏名はクレジットカードに記載されているアルファベット氏名を入力。
アドレスのところは、住所です。(メールアドレスではありませんのでご注意を!)こちらもアルファベットで入力します。
電話番号は先ほどと同じく最初の0を抜いた番号を入力。
Eメールは、中国では使用できないG-mailでも問題なく登録できます。
各項目の入力が終わると下の方に使用許諾の承認という項目があります。そこにチェックを入れ次 へを押しましょう。
次は支払いパスワードの入力画面になります。6桁の数字を入力しましょう。
このパスワードは忘れると支払いができなくなりますので、絶対に忘れないように!
パスワードの再確認の画面にもう一度6桁のパスワードを入力し次へを押します。
するとこのようなQRコードの画面が出て来ます。このQRコードは自分の受け取り口座の情報で す。
このQRコードを読み取ることによって口座に送金したりすることができます。(保護のため一部モザイクかけました。)
このQRコードの画面が出たらWeChatPayのアカウント設定は完了です。
■WeChatPayのチャージ方法
クレジットカード情報を使ってWeChatPayアカウントを作っても、そのアカウントを有効 化しなければ実際に電子決済を使うことはできません。
アカウントを有効化するために行わないといけないのが、チャージです。
WeChatPayのチャージの方法は主に3つありますが、現在は規制かかり、
中国の銀行口座からのチャージのみとなっています。
① 中国の銀行口座からチャージ
② ポケットチェンジを使ってチャージ
③ WeChatPayを使ってる友人から送金してもらう
ここで疑問が・・。先ほど登録できたクレジットカードからチャージはできないの?
そうなんです。日本のクレジットカードは実名登録の身分証としては使用できますが、チャージには使用できないんです・・。
クレジットカードからのチャージが出来るようになると楽なんですけどね・・。
なので上の3つの方法の中から選ぶ必要があります。
① の銀行口座からのチャージは中国国内の銀行口座を持っていなければ無理。
残念ながら2019年7月のルール改正により、②③ POCKETCHANGEを利用したチャージ、WeChatPayを利用してる人からの送金、両方ともに規制がかかりました。
③ WeChatPayのアカウントを持っている人から送金してもらう方法を事例として記載します。
先ほどのお金を受け取るの画面(自分のQRコード)の「金額を設定」のところを押します。
送金してほしい金額を入力します。\マークですが日本円ではなく中国元ですのでご注意を。
今回はアカウントを有効化したいだけなので1元でトライしてみます。
QRコードの上に出てる金額が、指定した金額です。あってるかどうか今一度確認しましょう。
あとはこの画面を友だちに読み取ってもらうだけ。
実際にこのQRコード画面をスマホのカメラで読み取ってもらってもいいですし、メールなどに添付して送って読み取ってもらってもO.K.
この方法を使うと、 WeChatで友だちにならなくてもお金を送金してもらうことができます。
ここからはあくまでも自己判断でお願いしますが、この方法を使うと、中国旅行でホテルのフロントの人に中国元を渡してこのQRコードを読み取ってもらって チャージしてもらうなんてこともできます。
これなら中国の銀行口座を持っていなくても、観光旅行や滞在などで当座使うことはできます。
ですがこの手段はあくまでも一時しのぎ的な使い方です。
長期滞在や頻繁に中国に行かれる方は、銀行口座を作っておいた方が便利です。
相手からの振込があると、このような通知がきます。ちゃんと1元届いたようです。
自分の現在の残高は、ウォレットで確認できます。
WeChatの右下の本人の項目をタップ。その中にウォレットという項目があります。
ウォレットという項目を選択すると、このような画面が開きます。さらに詳しく見るには赤枠で 囲った残高というところを押します。
ここで自分の財布の中身(残高)をチェックすることができます。
めでたく1元ゲットすることができ、WeChatPayのアカウントを有効化することができました!
これで中国にてWeChatPayで支払いができます。