留学

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■留学前に用意しておくもの

日本にはあるけど中国にはないというものがあるのでそういうものは日本から持っていくと良いと思います、    
・ビザの申請
・プリペイドカードの作成
・マスク
・常備薬
・腹痛のクスリ
・インスタント味噌汁
・シャンプーやトリートメント
まず一番大事なのがビザです。留学の長さによってとるビザの長さは違いますが、基本は半年のx2ビザを取ります。
留学先の学校からくる入学許可証と必要書類を記入してビザ申請にいきます。留学が一年の場合でも日本ではまず半年のビザをとって、中国で身体検査をして延長申請をします。その手配は留学先の学校がしてくれるので心配ありません。
留学に行くときは多くの人が奨学金をもらって行くと思います。日本円で奨学金をもらう場合日本の口座に奨学金が振り込まれるので少々不便です。そこでプリペイドカードを作っておけば家族にカード内に日本円を振り込んでもらい、自分は中国元で引き出せるので非常に便利です。振り込むお金と引き出すお金の種類が違うカードも今はたくさん出ているので自身でそれぞれ特徴を調べカードを作ると良いと思います。カードは2週間ほどで届きますが留学の2・3ヶ月前に作っておくと安心です。
冬になると空気が悪くなるのでマスクは持っていくと便利です。留学生は中国人のように身分証がないので、病院に行っても保険が適用されないことがあります。薬は日本のものが安全で風邪を引いたりした時にすぐ使うことができます。留学当初私は中国の食べ物や水に慣れなくてお腹を壊すことが多々ありました。腹痛のクスリは多めに待っていくことをお勧めします。
留学中は日本の味も恋しくなります。味噌や出汁は日本にしかない味なので日持ちのするインスタントを持っていくと良いです。
中国にもシャンプーや洗剤はたくさんありますが、使ってみるとシャンプーは少し泡立たない感じがしたので私は日本からシャンプーを持ってきました。水も日本よりはいいとは言えず気候も乾燥しているので髪が痛みます。女性はトリートメントなども持っていくと良いかもしれません。

 

■留学生活中の携帯電話と銀行口座について

留学に来たらまず中国で携帯を使える状態にしなければいけません。また、中国では携帯で支払いをすることが一般的なため、中国の銀行に口座を作るととても便利です。携帯電話と銀行口座の作り方について紹介します。

携帯電話について2つの方法を紹介します。
1つ目は中国で購入したSIMカードを、日本で使用していた端末に入れてそのまま使用するという方法です。ただし、日本の携帯電話はシムロックというものがかかっていて、海外のSIMカードが使用できない場合があるため、留学に来る前に携帯会社に確認して、ロックがかかっている場合は解除しておいたほうがいいです。
2つ目は中国で新しい携帯を購入するという方法です。私は留学に来る前にシムロックを解除しなかったため、この方法にしました。しかし、携帯電話が2台になり少し不便なところがあったり、端末代がかかってしまうという点から私は1つ目の方法をお勧めします。

銀行口座について
中国では、電子決済が主流です。もちろんほとんどのお店では現金でも支払うことができます。電子決済をするためには、中国の銀行に口座を作り、‘微信’或いは‘支付宝’と口座を連結させる必要があります。連結させると支払いは直接口座から引き落とされていくというしくみになっています。
中国の銀行に口座を作るには、パスポートと居住許可証が必要です。居住許可証はX2ビザでは発行されないため、留学生はX1のビザがないと口座を作ることはできません。そのため、半年未満の留学を考えている方は、口座を作ることができないかもしれないので注意が必要です。
口座をつくることができたら、‘微信’或いは‘支付宝’に名前、携帯番号、口座番号などを登録すると電子決済が可能になります。
この電子決済を利用すると、携帯1つで外出できたり、中国にたくさんあるシェアバイクを利用することができたりメリットはたくさんあります。私は特に、個人間でのお金のやり取りもできるという部分が1番便利だと思います。大人数での食事のときの割り勘も簡単にすることができます。中国に来たらぜひ利用してほしいと思います。


   

■留学生活 ~授業について~

留学生活で1番重要になる語学授業について紹介します。実際の授業はどのように行われているのか参考になればと思います。

瀋陽師範大学
語学授業は月曜日から金曜日までで、午前8時20分~11時45分までです。新学期が始まると留学生は、まずクラス分けのテストを受け、自分の中国語のレベルにあったクラスに配属されます。ですが、授業を受けてみてクラスの難易度を変えることは自由にできます。一クラスは15~30人ほどです。授業は座学だけではなく、レベルが上のクラスになると、パワーポイントを使った発表やディベートを行ったりもします。先生は中国語を使って授業をしますが、ゆっくり丁寧な発音で話してくれるため、最初は聞き取れなくてもだんだん聞き取れるようになるので心配はいりません。
また、午後13時15分~15時45分まで選択授業があります。開講される数は多くありませんが、興味があるものに申し込んで受けることができます。お金はかかりません。学期によって変わることはありますが、太極拳や中国書道などの中国文化、中国の地理や歴史などの中国概況、HSK4級・5級の補講、また、英語で開講される中国文化の授業もあります。

 

■留学生活 ~学校行事について~

学校では1年にいくつか行事が開かれます。私が参加した行事について紹介します。    
・文化祭
各国が自分の国の料理を作り振る舞います。自分の国の伝統服などをきて賑やかな雰囲気です。さらに各国が国の踊りや出し物をする発表会もあり、盛り上がりました。運営委員会には賞状が贈られ特に優秀な出し物をした国も表彰されました。
・山登り
春と秋に一回ずつ山登りがあります。春は緑葉を眺めつつ2時間かけてクラスの仲間と頂上まで登り切りました。秋は紅葉がとても綺麗で森の中を散策しました。
・陸上競技会
私は参加していませんが2年に1度すべての学科対抗で陸上競技会が行われます。100メートル走や、走り幅跳びなど本格的に陸上競技をします。開会式の際には自分の国の旗を持って入場するなどオリンピックの選手のような気分も味わえるそうです。

 

■留学生活 ~寮生活について~

寮生活についてです。    


留学すると基本は学校の寮で暮らします。寮は2人部屋で、特に誰となりたいという希望がなければ違う国の人と2人部屋になります。備え付けはベッド・机・棚・クローゼットがあります。留学生寮は部屋にトイレとシャワーが付いているので全員共同ではありません。師範大学の寮の値段は少し高めで1ヶ月1500元です。(24000円ほど)遼寧大学では1か月1000元だそうです。アジア系のルームメイトなら話も合うし生活リズムも同じなのですごく暮らしやすいです。イスラム教などはお祈りの時間があるため早朝や夜中に活動している人もいます。もし生活習慣が合わない場合はルームメイトを変えても良いでしょう。寮には様々な国の人がいるため、交流もたくさんできます。寮には共同ですが料理をするスペースがあるため、それぞれの国の料理を作って食べ比べたりしています。    
外に部屋を借りて暮らす場合もさほど値段は変わりません。しかも、中国は電化製品やベッド・ソファが備え付けで元々ついているため自分で揃える必要がありません。しかし、契約するときには中国語がなかなか喋れないと難しいです。信頼できる中国人についてきてもらうことをお勧めします。 

瀋陽師範大学の部屋の様子遼寧大学の寮の部屋の様子




瀋陽師範大学の 共同キッチン・共同スペース