社会健康保険がまだ浸透しきっていない中国では、治療費踏み倒しを防ぐために患者にとってはひどく不便で非効率的な受診システムが採られています。一般 的な受診の流れは下記の通り。 (出来れば事前に電話で予約することをお勧めします。)
1. 受付に並んで診察料とカルテ冊子代を支払う(カルテの代金は5元 程度、中国では各病院のカルテは患者本人が保管、2回目以降持参)。 専門医を指定する場合は特別診療費を支払う。
2.診察室に行きカルテを提出し症状を話す。 割りこみが多く且つ患者のプライバシーはまず守られない事を 念頭においてください。
3. 医師がカルテに病状、治療方法を記載する。 医師が処方箋(血液検査/X-Ray/注射など)に処置を記載する。 それを持って計算窓口で金額を計算してもらい、会計窓口で治療費の支払を済ませる。
4.処方箋に領収印をもらった後、その領収書を持って検査室に行き、 検査を受ける。
5.検査室で出された検査結果表を持って、2.の診察室に戻って再び 医師の診断を仰ぐ(治療、投薬の指示を受ける)。 6.注射や点滴などの処置が必要と診断されれば、再び会計窓口に行き 処置代を支払う。
7.その領収書を持って処置室に行き、処置を受ける。
8.投薬が必要であれば、処方箋と請求書を持って、会計窓口へ 戻って薬代を払う。
9.処方窓口で薬代領収書を出して、薬を受け取る。